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下北沢の秘密基地 APOLLO 夜のジャズ理論講座 / 申し込みフォーム





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下北沢の秘密基地 APOLLO / 夜のジャズ理論講座

   

APOLLOのオーナーの厚遇を得て、「地下の小さな秘密基地」でジャズ理論講座を教える運びとなりました。理論講座と銘打つと仰々しいですが、ジャズの理論はクラシックの作曲法から発展したものです。使われている楽器、記譜法も全てヨーロッパにて製作され、発展したものです。そのベーシックがおろそかでは真の意味で真のジャズ理論の理解には至りません。

今回企画したジャズ理論講座は、その点を踏まえて説明していきたいと思います。


私は26年以上ジャズピアノ、音楽理論、作曲法その他をマンツーマンで教えてきました。そこで長年感じてきた事は、音楽は数学、物理等とは違い、解答がないという事です。これら答えのはっきりしている学問に比べ、音楽が決定的に違う所は、そこに音、サウンドが含まれているという点です。また、ジャズを習得する上で覚える事が沢山あるので大変だと思われている方もいらしゃいます。しかし、それらは暗記するものでは無く、大元のクラシックの知識を知り、自分で音を出してみる事により、様々なコード、ハーモニーの成り立ち、名称には意味がある事が分かってきます。自らの音を聴く事により、楽曲分析、ピアノ奏法、音楽自体の知識も深まり、習得する事も楽しくなります。ひいてはそれがジャズ理論に直結して行くのです。


初心者の方、特にピアノのみならず他楽器の方々も大歓迎です。なぜなら、ピアノという楽器と管楽器、ギター等の大切な違いも説明する事ができるからです。


ガッコウらしくない地下の秘密基地で、他では触れることの出来ない理論講座を受けてみませんか。一定の人数が集まれば夜の学校は始動します。

奮って参加して下さい。お待ちしております。


*お申込みはこちらのフォームよりお願いします。


講師:南 博(みなみひろし)

ジャズ・ピアニスト。エッセイスト。一九六〇年五月十五日東京生まれ。東京音楽大学、バークリー音楽大学卒。代官山ピアノ教室運営。『MINAMI HIROSHI TRIO』他に『LUNATIC EQUINOX』『TRIAD X NEW』を主宰。CD『LIKE SOMEONE IN LOVE』『GIRL NEXT DOOR』他多数、また、AIRPLANE LEBELから,『FROM ME TO ME』『PIANOHOLIC TAKES』等をリリース。著書に『黒鍵と白鍵の間に』『鍵盤上のU.S.A.』(小学館刊)『パリス』(駒草出版)『音楽の黙示録』(アルテス出版)等がある。WEBSITE minamihiroshi.com


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岡本太郎氏がパリ時代、それまでの芸術、政治体制に反旗を翻した「コントルアタック」(反撃)という集まりに参加していたのは有名な話です。そこでのジョルジュ•バタイユとの出会いが彼の画業の方向性を決定付けたと言っても過言ではありません。パリの文化発展は深夜営業のカフェ、バーレスクと共にあり、「コントルアタック」は当時の政治に対し反体制であり、夜に様々な芸術家の屋根裏部屋などに密かに集まり、芸術論を交わしたのでした。

斯様に夜という時間帯は、昼とは異なる何かを秘めているいるのです。ジャズクラブ、Apolloにおける「夜の学校」も、現今の体制に「アタック」するために開催します。


下北沢はパリの「蜂の巣」(ラ・リージェ、芸術家村)です。シモキタは様々な文化が交錯する場所です。そして、演奏の現場で教える事の貴重さ、面白さを共に音楽を通して語り合い、成績も単位も無い講座を設ける事は、他のジャズ学校との内容と事を異にするに違いありません。異種格闘技となるであろう大谷能生氏と二人の知識をぶつかりあい、音楽への想いを受講者に伝えられればと思っています。受講者も昼の顔を捨てて「アタック」してみませんか。


ジャズクラブでの開催ですので、講義に使われる音源は豊富で、良い音で原曲を楽しみながら、講義を行なっていきたいと思います。


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1.TriadとScale、Interval、Cycle of 5th

(これは中級者で知っているという人にも非常に有効な内容です)


2. 1で教えた実例の曲、


Yesterday, Fly Me To the Moon etc,


3. Diatonicの意味と用法、Cadence, Cadenceの変形、曲はなんでもあり。


 例 Em7 A7 Dm7 G7→

   

MY R0MANCE, MILESTONE,



4. Cadenceの変形 Chord Pattern, 曲はなんでもあり。


  例 Dm7 G7 Gm7 C7→


  BEAUTIFUL LOVE, IN YOUR OWN SWEET WAY, I GOT RHYTHM


GOOD BAIT, FOUR, CHEK TO CHEEK


5. Dominant Motion、とそのSubstitution,曲はなんでもあり。


  C7 F7 B♭7→ C7 B7 B♭7 →

I SHOULD CARE, CANDY, BYE BYE BLACKBIRD


6. Contagious Progression


STABLE MATES




*お申込みはこちらのフォームよりお願いします。


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今回、南博さんのお誘いで講座のお手伝いをすることになった大谷能生です。私はジャズ理論を自身の演奏のために独学で覚えたタイプのプレイヤーであり、音大およびバークリーでビシッと教育を受けられた南さんと違って体系的に音楽を教える能力は正直持ち合わせておりません。しかし師匠ナシでやってきた分だけ、いわゆる「音楽理論」のどこが分かりにくいのか、初心者にとって躓きの石になるのはどの部分なのか、実際に「音楽」を演奏したり制作したりするために必要な能力とはなんなのか……などなどについて、色々と試行錯誤しながら実地で学んできたように思います。南さんのレクチャーを聞きながら、また少し違う角度から、音楽理論の面白さ・豊かさについて語ることが出来ればと思っております。よろしくお願いいたします。(大谷能生)



プロフィール


大谷能生(おおたによしお)


 サックス/CDJ/PCなどを組み合わせた演奏で、sim(w/大島輝之、植村昌弘)、呑むズ(w/T.美川、HIKO)、JAZZ DOMMUNISTERS(w/ N/K aka 菊地成孔)、蓮沼執太フィルその他多くのバンドやセッション、録音に参加。ソロ・アルバムの代表作はBlacksmoker RecordsからリリースされたJAZZ三部作(『JAZZ ABSTRACTIONS』(2012)、『JAZZ ALTERNATIVE』(2016)、『JAZZ MODERNISM』(2021))など。また、演劇・ダンス作品など舞台芸術にも深く関わる。

 著述作としては『憂鬱と官能を教えた学校』(2004/菊地成孔との共著)、『貧しい音楽』(2007)、『日本ジャズの誕生』(2008/瀬川昌久との共著)、『ジャズと自由は手をとって(地獄へ)行く』(2013)、『平岡正明論』(2018)、『平成日本の音楽の教科書』(2019)、『ニッポンの音楽批評150年100冊』(2021/栗原裕一郎との強調)などなど。最新作は『歌というフィクション』(2023)書き下ろし四四万字!



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